本書は、エプロンを扱っている専門店や百貨店、GMSなどの売場がMDを組み立てるときに作成するプランを解説しています。本書を読んで、[プライスゾーン]と[構成ブランドの位置付け]を決めます。大分類別の[ラック本数と型数]を算出します。[大分類別ブランド別型数]、[大分類別柄別型数]、[プライス別大分類別型数]を決めます。それらの算出法も学べます。ターゲットの設定はファッション商品と同じように、グレード、エイジ、テイストの3つの軸で行いました。ホーム編の他の商品ではエイジとテイストは除外し、グレードのみの設定でした。しかし、エプロンはファッション商品と同様、身につける商品です。そしてギフト需要が多く、購入の際にはブランド名も重視されます。そのような理由で、構成するブランドの位置づけを「グレード・エイジ・テイスト」の3つの軸で決めました。大分類は、「ブランド」を重視したA案、「デザイン」を重視したB案、そしてB案を発展させた「デザインと機能・サイズ」を重視したC案の3つを紹介します。実践MDシリーズNo.40 【エプロンのマーチャンダイジング】 目次CHAPTER1 エプロンのMDCHAPTER1 ターゲットの設定CHAPTER2 プライスゾーン 1)エプロンのプライスゾーン 2)エプロンのグレード別プライスゾーンCHAPTER3 大・中・小分類を決める 1)エプロンの分類基準と分類名 2)構成ブランドの位置付け 3)A案:ブランドを重視 4)B案:デザインを重視 5)C案:デザインと機能・サイズを重視CHAPTER4 分類別売上予算 1)C案の分類別売上予算 2)ブランド別売上予算CHAPTER5 大分類別型数 1)店頭在庫の決定 2)大分類別ラック本数と型数CHAPTER6 関心度別型数 1)大分類別ブランド別型数 2)大分類別柄別型数CHAPTER7 プライス別型数 1)グレード別シェアと型数 2)プライス別大分類別型数CHAPTER8 ターゲットと品揃えの整合性 1)グレードの整合性 2)エイジの整合性 3)テイストの整合性 4)プライス別型数でも確認できるCHAPTER9 キャラクター性と売場作りの整合性CHAPTER10 バイヤーに不可欠な豊かな感性と科学的な思考とは 1)バイヤーには豊かな感性が必要 2)バイヤーには科学的な思考も不可欠 1.商品分類の決定は「科学」 2.データに基づいた需要の予測